発達教育課程初等連携教育専修


小幡 肇教授
専門領域
- 生活科
- 総合的な学習の時間等の学習づくり
- 学習指導法
自己紹介
福岡県北九州市に生まれ、1978年から北九州市立小学校教員、1990年から奈良女子大学附属小学校教員、その後、大学教員となる。奈良女子大学附属小学校において自律的学習法に出会い、基盤となった。北海道、山形、長野、横浜、千葉、関西、沖縄の教師のもとを訪ね研究活動を行っている。
研究テーマ?研究活動
児童?生徒?学生等が、自分のより良い幸せを実現する生き方を実現する教育を大切にしています。そのために、自分に適した学び方(探究)を見つけ、自分で学びの過程を歩むことができる児童?生徒?学生等を育てることを目指した研究をしています。また、授業における「子どもの姿」をどう見るかという研究をしています。例えば、実際の授業を観察し、何もしていないように見えるかもしれない子どもをどうとらえるかということを考えます。そして、そのように見える子どもは、実は教師と注意を向ける対象や向け方が違うだけで、決して何もしない子どもではないということを見つけることです。そこから、その子どもの注意を向けている対象や向け方を生かした授業を構築する研究に取り組んでいます。
担当科目
- 幼児と環境
- 保育内容「環境」の指導法
- 幼小接続教育内容論
- 教科概説「生活」
- 生活科教育法Ⅰ
- 総合的な学習の時間の指導法
- 総合的な学習の指導法
- 生活科?総合的学習教育論
- 専門演習
- 卒業研究 生活科?「総合的な学習の時間」授業(専攻科)
- 生活科教育法特論(大学院)
ゼミ紹介
ゼミ生とともにし小学校の研究会の参加し、実際の授業における子どもの見取り話し合う、卒業研究における個別指導及び卒業論文執筆活動の支援等を通して、各自がテーマを設定し、情報収集?整理?分析?まとめ?表現ができるようにする。
卒業研究テーマ例
- 〈この子〉の「事実」から〈この子〉の行為主体性(agency)をとらえる「見取り」の意義~「見取り」の精緻化の事例研究を通して~
- これからの「町づくり」学習はどのようなことを目指せばよいのか
- 「個別最適な学びと協働的な学び」を一体的に充実する授業の要素
- 幼児期の規範意識の芽生えを培う保育~東京学芸大学附属小金井幼稚園と奈良教育大学附属幼稚園の保育の場面を通して~
- 「保育の質」の向上についての検討~東京学芸大学附属小金井幼稚園と奈良教育大学附属幼稚園における遊びの場面と生活習慣を身に付ける場面の保育の実際~
- 日本の保育と保育におけるESDの関連性についての考察~しらとりこども園と奈良教育大学附属幼稚園の実践の比較から~
- 自治体作成のアプローチカリキュラムは子ども主体の保育を保障しているのか~池田町(長野県北安曇野郡)と長野市の実践から~