発達教育課程児童心理教育専修


会沢 信彦教授
専門領域
- 教育相談
- 生徒指導
- 学級経営
自己紹介
1965年(昭和40年)、茨城県生まれ。筑波大学第一学群人文学類卒業、同大学院教育研究科修士課程修了、立正大学大学院博士課程満期退学。函館大学専任講師を経て、2004(平成16年)年4月より文教大学教育学部に勤務しています。
大学時代は哲学を学ぶコースにいましたが、自分自身の悩みから臨床心理学やカウンセリングに関心を持ち、将来はカウンセラーになろうと思い、大学院に進学しました。しかし、カウンセリングを学ぶことは楽しいものの、函館大学時代に非常勤でスクールカウンセラーを勤める中で、「カウンセラーには向かない」と感じるようになりました。
現在は、教育学部の教員として、「カウンセリングや心理学の面白さを伝えることで、現場で活躍できる教師を育てたい」という思いで仕事をしています。
研究テーマ?研究活動
教育相談や生徒指導に関心を持ち、幅広く学んでいます。いじめや不登校の無い、子どもが安心して学べる学級や学校の在り方について考えています。
最近の主な著書は以下の通りです。
- 会沢信彦(編)『教育相談の理論と方法』北樹出版、2019年
- 会沢信彦?諸富祥彦?大友秀人(編)『不登校の予防と対応』図書文化社、2020年
- 会沢信彦?渡部昌平(編)『生徒指導?進路指導の理論と方法』北樹出版、2021年
- 会沢信彦(編)『教師?保育者のためのカウンセリングの理論と方法』北樹出版、2021年
- 諸富祥彦?大友秀人?会沢信彦(編)『教師たちのとっておきの言葉』図書文化社、2022年
担当科目
- カウンセリング
- カウンセリング演習
- 教育相談の理論と方法
- 教育心理学(他学部)
- 専門演習
- 卒業研究
- 学級づくり実践論(専攻科)
ゼミ紹介
「より良い小学校教師を目指して学び合うゼミ」にしたいと考えています。
3年生の秋学期から、4年生1月頃の卒業論文完成に向けて、少しずつテーマを絞っていきます。テーマは、教育相談、カウンセリング、生徒指導、学級経営などを中心としつつ、学校教育に関するテーマであれば幅広く認めています。
私は、研究においては、「先行研究をしっかり読む」ことが重要であると考えているので、研究方法としては文献研究が中心です。一方、テーマによっては、現場での体験やインタビューをまとめるというスタイルも可能です。

卒業研究テーマ例
- 自治的学級集団を目指した学級づくりに関する一考察
- 学級経営初期における教育実践についての一考察
- 係活動の効果的な在り方についての一考察――児童の自己有用感を高める係活動を目指して――
- 不登校を予防するための心の居場所づくりに関する一考察
- ユーモアが教育活動にもたらす効果に関する一考察
- 児童の主体性?自律性を育む家庭学習についての一考察
- ADHDの子ども理解と支援に関する一考察――学校教育の視点から――
- 小1プロブレム防止に資する幼小連携についての一考察