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三つのキャンパスが育てる、一つの文教。

文教大学学長 中島滋

文教大学東京あだちキャンパスは、本学三つめのキャンパスとして、2021年4月に開設しました。キャンパス開設にご尽力いただいた、学園内外の皆様に心より感謝申し上げます。特に、近藤やよい足立区長をはじめ、行政の方々や、花畑地区自治体をはじめとする地域に皆様のご協力とご支援に厚く御礼申し上げます。東京あだちキャンパスには、国際学部と経営学部が移転しましたが、本キャンパスは、全学的な活動拠点として様々なイベントを行う場として、また、地域との連携強化を図る拠点としても活用したいと考えております。早速、本学地域連携センターと足立区生涯学習センターの連携による、東京あだちキャンパス開設記念事業「文教大学リレー講座」を、2021年度6回に亘って開催いたします。また、学内施設を地域の皆様に活用していただき、地域の知の拠点を目指したいと思います。

私は、本学の学生が、「人間愛」を基盤とし、「高い理想をもって私利私欲なく社会に貢献する人材、そして、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals :SDGs)に貢献する人材」に育っていただきたいと思っております。SDGsとは、2015年9月に国連サミットで採択された、国連加盟国193か国が2030年までに達成することを目指した17の目標です。代表的な目標としては、「貧困をなくそう」、「すべての人に健康と福祉を」、「質の高い教育をみんなに」、「人や国の不平等をなくそう」等があります。まさに本学の建学の精神である「人間愛」を具現化する目標と言えます。

本学は3キャンパス体制となりましたが、キャンパス間の連携を深めて一つの総合大学として、さらなる発展を遂げたいと思います。最後になりましたが、本学への変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げ、学長挨拶とさせていただきます。


「東京」で学び、地域に根ざす思いから命名された、東京あだちキャンパス。

「東京あだちキャンパス」という名称は、政治?経済?文化などの拠点である「東京」で学び、世界へはばたいてほしいという願いと、地域に根ざした大学をつくっていきたいという思いから名付けました。さらに、キャンパスを開設する地域を、やわらかさとやさしさの感じられるひらがな表記「あだち」にすることで、私たち文教大学が大切にしている建学の精神「人間愛」を表現しました。