経営学部 経営学科2年生の専門科目「ファイナンス」にて第一勧業信用組合 野村勉理事長にご登壇いただきました

6月2日(金)に、経営学部 経営学科2年生の専門科目「ファイナンス」にて、本学が連携協定を締結している第一勧業信用組合 野村勉理事長にご登壇いただきました。「ファイナンス」は、初級ファイナンスを学ぶ授業で、70名程が履修しています。自らの年金の運用やどのような投資商品に投資すべきか、家を購入する際の金融機関の選択基準など、将来必要とされる基礎的な金融理論を具体的に学びます。「ファイナンス」を履修したことを契機に金融機関への就職を希望する学生もいることから、金融業の実態を知る良い機会にしてほしいと願い、第一勧業信用組合の野村勉理事長に授業を実施していただきました。野村理事長は、みずほ銀行で経営陣の一人として日本、米国で活躍されたのち、第一勧業信用組合に転じられ、地域金融の最前線で経営に携わっていらっしゃいます。金融の基礎、地域に密着した第一勧業信用組合の特色、銀行業と信用組合の相違について、さらに営業管轄外地域の金融機関連携による取引先企業の全国展開支援等、ご経験に基づいた具体的なお話は、学生にとって新鮮な驚きだったようです。特に、「信用組合が組合員のための利益を最大化にすることを目的として、日々経営されている」という点に学生の関心が集まっていました。

組合員である企業が苦しい時に融資を停止してしまうことは組合員の利益につながりません。コロナという世界的な困難においてさえ「もし、コロナなかりせば、倒産の危機に遭遇しなかった企業は何としても救う決心でした。」と野村理事長が熱を込めて述懐された言葉に「地域金融機関としての使命」を学生は感じているようでした。理事長とともに、第一勧業信用組合に就職をした本学卒業生にも同行いただき、金融業への就活、今の仕事内容を説明していただきました。頼もしいビジネスマンに成長している卒業生の様子を「ファイナンス」とゼミナールの担当である鈴木誠教授も喜んでいました。日頃より本学学生の正課、課外活動にご協力をいただいている第一勧業信用組合の理事長はじめ皆様には心より感謝申し上げます。

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