【経営学部セミナー】12/21(火) 「タイと日本のビジネス関係、そしてタイの出版の歴史」 を開催しました

講師: ウィパーウィークン?クリッタポン 先生(ソムムット出版社/早稲田大学大学院)
日時: 2021年12月21日(火曜日) 10時50分~12時20分
形式: オンラインライブ配信
 

講師にウィパーウィークン?クリッタポン先生をお迎えし、ASEANやタイの経済と貿易の現状、日本の東南アジア進出の変化、タイにおける出版ビジネスについて講演していただきました。

 

クリッタポン先生はもともとエンジニアで日本のメーカーでの勤務経験もあり,
その後、タイに帰国し出版社に勤めながらタイの出版ビジネスや歴史を研究しています。

 

まず、ASEANと日本の関係からトークが始まりました。
日本をはじめとした先進国はこれまでコストの安さなどの理由で中国に進出し工場を稼働させていましたが、近年の投資コストの上昇から「チャイナプラスワン」と呼ばれる投資の分散を行い、ASEAN諸国への投資比重が高まっており日本とASEANの結びつきは強くなっている点が示されました。

 

次に、タイについて解説してくださいました。
タイの国情、タイ文化の多様性から、経済?社会に話題は移り、成長の鈍化、高齢化社会、発展は都市部や工業地帯に集中し、国内での貧富の格差などの経済や社会問題について共有されました.日本との経済面でのつながりについては,日本からの進出について工業中心からサービス中心への移行している背景が示されました.

 

最後に、ご自身の研究であるタイ出版史そして出版ビジネスについて解説してくださいました。
日本は雑誌優位構造である一方でタイは書店優位構造であること、日本は再販制度などのとした集団的取引慣行が優位である一方でタイは競争優位な業界であることなど、出版ビジネスの違いについて興味深い指摘がなされました.

 

なお,参加者は9名(経営学部学生6名?教員2名、国際学部教員1名)でした。

国際的に活躍するグローバル人材を育成するために経営学部では様々な取り組みを行っていきます。
取組の詳細については経営学部ホームページで随時ご案内いたします。
 
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