【経営学部セミナー】11/6(土) 「キャリアとしてコンサルティングを考える」 を開催しました

講師: 株式会社 ベイカレント?コンサルティング マネージャー/公認会計士
    藤沢 雄治 先生
会場: 文教大学あだちキャンパス 2302教室よりオンラインライブ配信
 
東京あだちキャンパスに、藤沢雄治 先生をお招きし、「キャリアとしてコンサルティングを考える」との題目で、「経営学部セミナー」を開催しました。
 
藤沢先生は、公認会計士としての会計監査実務、そして経営コンサルタントとしてのコンサルティング実務のご経験に基づき、「コンサルティングとは」、「コンサル業界におけるキャリア」、「コンサル業界における会計スキルの活かし方」、「キャリアを構想するヒント」、という4つのパートを設けてご講演くださいました。
 
第1に、「コンサルティングとは」のパートでは、コンサルティングを「企業の医者」に例えて、「企業経営における課題(患部)を特定し、解決に向けた打ち手(治療法)を提案し、打ち手(治療)を実行する」仕事であるとご説明くださいました。また、コンサルティング業務の流れや主な支援内容、並びに、コンサルティングの面白さ、やりがい、難しさ及び大変さについて整理してご共有くださいました。
 
第2に、「コンサル業界におけるキャリア」のパートでは、プロジェクト単位のアサイン制度であることや徹底した実力主義であることに触れたうえで、Up or Out(昇進するか出ていくか)といった一面も業界の文化としてあることをご説明くださいました。また、ひとえにコンサルティングといっても、そのキャリアパスは一様ではなく、多岐に渡ることに言及されました。
 
第3に、「コンサル業界における会計スキルの活かし方」のパートでは、企業経営における全プロセスにおいて、財務会計は必須のスキル(知識)であることを強調してお話くださいました。また、会計スキル(知識)をもったうえで、戦略的にキャリアを構想する必要があり、どのフィールドであれば自身のスキルを効果的に活かせるかを考えることが大事であるとご説明くださいました。
 
第4に、「キャリアを構想するヒント」のパートでは、目的思考(人生の目的と必要な条件を踏まえ次のステップを決める思考法)、仮説思考(現時点でわからないことに仮の答えを持って進む思考法)、及び比較思考(常に複数の選択肢を持ち?変化へ備える思考法)という3つの戦略的思考法をご紹介くださり、具体例を交えながら、それぞれの思考方法やその効果をご紹介くださいました。さらに、ご自身が新社会人の頃、常に100%の品質を求めていたがゆえに視野が狭くなってしまっていたことを振り返り、完璧主義でいることよりも、完璧でなくても様々なことに挑戦し、視野を広げることも大切であるというメッセージをくださいました。
 
以上のご講演の後、Q & Aセッションでは、5名の学生から質問が行われ、その質問に対する藤沢先生のご見解を共有いただき、受講生に対する力強い期待や応援のメッセージとともに、本講演は拍手喝采の中終了しました。

なお、本セミナーの参加者は、経営学部学生(約160名)、経営学部教員(1名)でした。
 
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