【経営学部セミナー】11/25(水) 「会計利益観と認識?測定論の関連性」を開催しました.

講師:文教大学 経営学部 専任講師 首藤洋志 先生
会場:文教大学湘南校舎 3号館2階3211教室 16時~17時10分
   オンラインでのライブ配信を同時実施
 
講師に首藤洋志先生をお招きし,
「会計利益観と認識?測定論の関連性 ―会計制度の漸進的変化の過程―」と題し,
財務会計における「利益」の捉え方に焦点をあて,
会計利益観(定義)と測定属性(評価基準)の関連性が
経済的な事件を経て変容してきた過程について分かりやすくご講演いただきました.
 
財務報告は投資意思決定に有用な情報の提供が使命であるが,
「収益と費用」に着目するか,「資産と負債」に着目するかで差があり,
また,モノを購入時の価格で測定するか,時価で測定するかでも差が出る.
では適切な表現は何か,コンバージェンス(収斂)するにはどう考えるかといった
会計における本質的な課題と今までの取り組みが次から次へと提示され,
会計学の研究の面白さが伝わってくるご講演でした.
 
その参加者への刺激が引き金となりその後のディスカッションでは,
オンライン参加者からのコメントや質問も含め活発な意見交換がなされました.
なお参加者は9名〈教員3名,学生6名〉でした.