文教大学 父母と教職員の会

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父母教について

ご挨拶(文教大学父母と教職員の会関係者)

会長より

父母と教職員の会会員の皆さまへ

 会長2年目となりました。長男、長女と文教大学にお世話になり、建学の精神「人間愛」の中でしっかりと育てていただいたご恩返しに、一層充実した会務を運営できるよう、力を尽くしてまいります。
 新型感染症の位置付けが2類感染症から5類に引き下げられ、大学は対面授業を取り戻し、各キャンパスには学生の活気ある声が戻ったと伺っています。本会においても今春、4年ぶりに「新任教職員の皆様をお迎えする会」を再開し、新しく赴任された先生方、事務局職員の皆様をお迎えすることができました。また、主催事業である「父母のための一日大学」を対面で実施し、2キャンパス開催から初めて3キャンパス開催とし、多くの会員の皆様にお越しいただきました。事後のアンケートの中に「大学や先生方を身近に感じることができた」「子供が学んでいる環境を体感することができた」という感想とともに、「案内の学生さんたちの笑顔がすばらしかった。我が子がこのような素晴らしい環境で学べることに感謝しています」という感謝の言葉もいただきました。12月には、私たちが最も関心を寄せる資格取得と就職、進学についての「親と子のための進路問題研修会」を開催いたします。親と子がともに進路について研修をする、他の大学や学園に類を見ない取り組みです。対面で行う効果をぜひ実感していただきたいと思っています。
 空白と言われた3年間を埋め、活動を円滑に再開し、また、新しい活動を模索しながら、大学の研究と教育、学生の学びと諸活動、私たち保護者の研鑽と交流について、父母と教職員の会本来の役割を果たしてまいります。会員各位のご理解とご協力をお願いいたします。

文教大学父母と教職員の会
会長   中野  誠

顧問より

 お子様を連れた、海外からの観光客の方々が街に戻り、新型コロナ感染症禍以前の賑わいを取り戻しているように感じるこの頃です。文教大学父母と教職員の会(以下、父母教と略します)の会員の皆さま方はいかがお過ごしでしょうか。
 新型コロナ感染症禍では、三密を避けるために、人と人との距離をとることが求められ、対面での活動や同じ空間を共にする活動が制限されてきました。油断はできませんが、猛威を振るった感染症も沈静化し、インフルエンザと同じような取り扱いができるまでになりましたが、皆さま方の生活様式は大きく変わりましたでしょうか。父母教の活動の懇親を深める活動は、なかなか新型コロナ感染症禍以前の姿に戻ることはなく、父母教の活動へ参加される会員の方々も伸びない状況が続いております。
 お子様が入学された大学の4年間に、ご縁があり、人と出会い、ともに父母教の活動できる機会を楽しむことへ、一歩足を進めていただけませんでしょうか。私は、多くのご父母の方々や教職員の方々と出会い、刺激や支えを頂き、父母教の活動を通じて多くのことを学ばせていただきました。是非、このような経験を会員の皆さまがたにも、楽しんでいただきたいと思います。また、先生方は、ご専門分野で新しい知見や実践をされております。職員の方々も、目まぐるしく変化する社会を、日々の学生たちとの交流を通じてお伝えされております。この先生方の新しい知見や実践、職員方々の日々の活動を父母教の活動に参加され肌で感じ取っていただけると幸いです。
 最後に、これから学生たち歩みだす社会は、もっともっと急速に変化し続けます。しかし、4年間の学生生活で身に着ける「人間愛」は、彼らの将来を切り開いていく大きな原動力となると思います。父母教の会員の皆さまも、4年間多くの方々と出会い、そしてともに学びませんか。
 会員の皆さま方のご健康と益々のご発展を祈願し、ご挨拶とさせていただきます。

文教大学父母と教職員の会
顧問   横山  悟一

学長より

大学の使命である、教育、研究、社会貢献の充実を追求します。

 文教大学は、越谷、湘南、東京あだちの3キャンパス体制です。キャンパスは分かれていても、各学部が大学の使命である「教育、研究、社会貢献」を充実させるとともに連携しあえば、それぞれの学部が他大学にない魅力を持つ学部に発展できる可能性を秘めています。教育においては、昨年度より開講した全学共通科目(文教大学への招待)をさらに充実され大学としての一体感を醸成します。研究においては、今年度より稼働した「文教大学ウエルネス&未病リサーチセンター」における産学および産学官の共同研究を推進します。社会貢献においては、教育と研究の成果を、地域連携センターのイベント等を通して発信します。
 父母と教職員の会におかれましては、いつも本学の重要なステークホルダーとしての役割を果たしていただいており、大変感謝しております。今年度も、変わらぬご理解とご援助を賜りますようお願い申し上げます。また、父母と教職員の会のますますのご発展をお祈り申し上げます。

文教大学  学長
中島  滋

事務局長より

 文教大学父母と教職員の会(以後「父母教」と略称)事務局長を務めます阿川修三(文学部所属)でございます。
 父母教は、1976年に活動を開始し、本年で四十有余年にわたる歴史を有しております。その中で、大学の理解者、支援者となって、学生の部活動や大学生活に対する多方面からの支援を行うとともに、父母のための一日大学、親と子の進路問題研究会を通じて、文教大学の資源を活用し、会員の皆様の進路問題についての理解の増進、また会員の皆さま自身の生涯学習の場の提供など、学生と会員皆様ご自身のための取組を行ってまいりました。
 これからも、会員の皆さまがお子様のこと、大学のことをより深くご理解いただけるように、加えて、父母教の活動を通して会員の皆さま自身の学びが充実したものとなるように、本会の運営に尽力してまいりたいと思います。
 会員の皆さまのご期待に添うよう、会長の下で一層の活動の充実が図られるよう、事務局一同努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

文教大学父母と教職員の会
事務局長   阿川  修三

ご挨拶(文教大学学園関係者)

理事長より

「授業」への思い

 コロナ禍で苦しんだ数年、大学では多くの授業をオンラインで行ってきました。現在は状況が大きく改善され、これまでの対面授業の活気が戻ってきています。キャンパスではラウンジで仲間同士がテーブルを囲む姿が目立ち、昼休みには食堂を利用する学生も多くなっています。キャンパスが学生でにぎわっているのを見ると嬉しくなります。実際に会って会話ができるという、ごく普通のことが普通にできる環境がどんなに大事なことかを改めて感じています。学生には、キャンパスで大いに学び、大いに語らい、部活動などにもいそしんでもらいたいものです。
 キャンパスには、教室?ゼミ室のほかにも様々な施設?設備やサービスがありますが、それらを学生にしっかり使ってもらわないと「宝の持ち腐れ」になってしまいます。授業やゼミがない日でも、大学に行ってみようかと思ってもらえるキャンパスでありたいものです。
 ずっと昔のことですが、私が文教大学の専任講師として赴任したときに数年先輩で教育学の太田忠男先生がおられました(残念ながら夭逝されました)。越谷キャンパスの正門近くに並ぶシダレサクラは先生から寄贈いただいたものです。
 あるとき、先生と授業の時の出席確認(roll call)について話しが及んだ時のことです。私が、「授業の初めに出席をとるのは時間の無駄のような気がして、いまは出席カードを配って出席を確認するようにしました」というと、先生は「私は一人ひとりの名前を呼んで出席をとっていますよ」と言われるのです。先生曰く、「たしかに出席をとるのに多少の時間は必要です。でも、学生の名前を呼ぶとき、返事のしかた、手の挙げ方で微妙にその日の学生の様子が伝わってくるものです。学生は出席取りの時間で授業への気持ちづくりができるし、教師は、その日の学生の調子というか気分みたいなものを感じ取って授業に入ることができますよ」。さすが教育学の先生!と大いに納得しました。
 以後、私もほどほどの規模の教室では、学生の名前を呼んで出席確認することにしました。やってわかったことですが、このやり方にはもう一つ利点がありました。学期が終わるころには、ほぼ全員の顔と名前を覚えてしまいました。
 授業は大学教育の根幹をなすものです。その授業も、毎回、講義内容が違うことはもちろんですが、教室の雰囲気も違っています。「授業は生きもの」と言ってもよいでしょう。
 コロナ禍で一時対面授業から遠ざかりましたが、いまその対面授業の良さを見直すのにちょうどよい機会であるように思います。授業は学生が「受ける」ものではなく、学生と教師が「つくる」もの、であってほしいと思います。
 文教大学の母体である文教大学学園は、学園の長期ビジョンを「教育力トップを目指す」としています。対面授業にせよ、オンライン授業を含むハイブリッド授業にせよ、教育力の源泉である「授業」を大切にしていきたいものだと改めて思うところです。(2023.7.7)

学校法人文教大学学園
理事長   野島  正也

学園長より

 現在、私の願いは二つです。一つは、「文教ファミリー大学」の実現です。文教大学は、自他ともに認める日本一家庭的な大学です。しかし、「家庭的」では不十分で、「家庭」「文教ファミリー大学」でなければなりません。学生は素直でかわいい子ども、上級生や若い教職員は賢くて優しい兄や姉、年配の教職員は慈愛に満ちた父母あるいは頼りになる叔父叔母になることです。これが実現し、すべての学生が、毎朝、級友との朝食、語らい、学び、部活などを楽しみに、大学(家庭)へ一目散となる日が来ることを心から願っています。もう一つの願いは、私の専門の「教育評価」が絶滅危惧種といわれており、それを回復することです。原因は、「評定」とすべきを「評価」としている専門用語の不正確、不適切です。「評定」をして「評価」をしたと誤解し、「評価」をしていない教師が多いということです。専門用語の正常化による回復運動を文教大学から発信を続けます。日本の教育評価の回復運動にぜひご協力を。

文教大学学園
学園長   石田  恒好